今回フィルターの研究を2m.6mで少し行いました。
                                                                         2006.Oct.27
 どんなに上手く製作してもAmp単体では、πLでもしない限り、2nd.3rdのスプリアスは-40dB程度です、VUHFで採用
しているキャビティでも、同じような特性です、1つの共振回路では限度がありますね、そこで簡単に、電波法規定の
VHF以上-60dBの値をクリヤーするためにも研究しました。

 回路は、複雑にしないためにも、1段で行います、通常の定K型LPFでは、2nd-10dB程度です、理論的な説明は
私らしくないのですが、XL=XCの関係を崩し、HiLつまりQを高く取り減衰量を2nd-25dBを目標として、製作しました。

 6m定K型LPFではCが62PFですが、今回は40PFと少なめにして、Qを高く取っています、2mもCを20PFから15PF
変更しています、低域で特性的には暴れますので、BPFの状態のようです、勿論通過ロスは、-0.1dB以下でないと
納得できませんね。

 FT-847のみで、スプリアス特性見ました、何度も修理したせいか、良くないです、2nd-60dB、3rd-50dBと、約束違反
でした。

 ネットアナで測定した特性が、実際電力を通過させたときのスペアナ特性と、殆ど変わりありませんね、時間があれば
2段位研究したいです、いずれフィルター屋さんに転職も面白いかもしれませんね。

ケースに入れた2mBPF?
ケースに入れた6mBPF?
2mで実際電力を入れて耐久力テスト
ネットアナ用ブリッジ
2mコイルつなぎ目無し
Cは15PF電力用セラミック
反対側です
真上から
6m用Cは40PF
エナメル線は3.2mm
コネクターはN型
こんな特性です、SWR1.05程度です
見えにくいですが、2ndで約-25dB減衰
帯域内での通過ロス-0.07dBで文句なし
2mで測定一番左マーカー、次基本波です

2m1KW.Amp、2nd-40dB、3rd-45dB
どうです、2nd-60d、3rd-65dB以上FBでした