GU-74B*2 144MHz 1.5KW Amp完成です

 このクラスのAmpは、前回8877で製作しましたが、金額を下げるためにGU-74Bで製作を行いました。

 金額を下げても、スペックは変わりなく満足行けるモノと確信しています、気になる音質も74B1本800WAmpを
2台ほど出荷しており、全く問題がないようです。

 Outは最大で1.8KWFMキャリアーで、確認しています、本音は2KW出るかなと期待しましたが、エキサイター
50W弱では仕方のないところです、Plate電圧も負荷時では2200V程度です、軽く使用して長持ちさせましょう、
定格は1.5KWです。

 能率も、70%近く取れています、殆どこの玉を操ることが出来る程度までお友達になりました、暫くはこの玉で
このBandを製作するつもりです。

 保護回路も、ステップスタート、OnディレーStby、Offディレーファン、TRXタイミング回路など、必要なモノは
全て内蔵しているつもりです。

 気になる金額ですが、358.000円を予定していますので、8877Ampより40.000円ほど安くできます。

 寸法 H177*W430*D450  重量 30kg  AC100V.AC200V 指定でお願いします。

このケースが、私のお気に入り
左斜めから、取っ手も強化40kgまでOK
右サイドにも、ゴム足をつけました
上蓋を開けたところ
銅板の共振板、効果はないが余っている
蓋にはガラエポのチムニー
裏側に部品を付けました
共振板の長さ365mm銅板の規格長です
Mjfアナライザーで2mは、問題ない
完成した裏の内部
正面から撮りました
GU-74Bソケット回り
10PFVC2個が入力同調
魂挿入中
2500Cエレメント1.8KWまぁこんなもんですね

UJ-102SP2 G.GからG.K動作に変更        UJ-102SP2少しイメージチェンジ

製作者から一言

 GU-74Bは、4極管にしてはフラッシュなど少なくおとなしい性格です、能率も2mのストリップライン方式でも70&位出ます、利得も
この電圧でも16dB近く取れ最高としか言いようがありません、気になる音質も実際使用している方より全く問題がないとの報告です。

 能率は実測値で、Ep2200V Ip1.2A Out1.8KWです、70%位行っているようです、利得もIn50W弱で(これ以上でないエキサイター)
でOut1.8KWですので、申し分ないところです、Plate電圧を上げ、ドライブを増やせば、2.5KWも十分ですが、周辺部品、特に同軸RL
CX-600NLが150MHzで規格1.8KW、CW PEP2KWですので、バランス的、信頼性からこの辺りに止めた方がよいかと思います。

 実際テストでは、1.5KWFM連続キャリアー10分行いましたが、1.4KWにダウンした程度で、熱ドリフトや真空管の熱ダレも殆どなく
快適そのものでした。


番外編
 お宝の、10KW油冷ダミーがオイル漏れしました、前の晩にGU-74B*2、2mAmpの連続テストなど行いました、1KW連続ダミー
もありますが、このPowerでは耐久性に問題があり、久しぶりに10KWダミーを使用しました、オイルポンプのSWを入れると深夜です
ので結構大きな音です、テストも終わり何か少し臭いがするなとは、思っていました。

 月の朝来てみると、変な臭いがして作業場の床が濡れていました、雨でも降りこんだかなと思い、よく見るとオイルです、なんとダミー
が、お漏らししています、こりゃ〜大変だ、早速原因追及しました、バラしてみると無誘導抵抗の外側の冷却用ガラエポパイプが焼けて、
そこからオイルが吹き出していました、2時間ほどオイルポンプを回していたので、圧力で弱くなったところが、破れたと想像します
今回のテストで、ガラエポが焼ける事はありませんので、以前から焼けていたのでしょう、内側のガラエポも焼けていましたので、早速
パイプを特注しました、復旧には20日位架かるでしょう。

早速バラしてみました
右側の筒がダミー本体、下にオイルポンプが見える
右の大きなラジエターが冷却
誰だ!!お漏らししたのは
核弾頭ミサイルでなくダミー本体
筒を抜いてみました
周波数補正アミを外すと何とパイプ焼け
ボロボロになりこの部分で漏れていた
下から30φ、無誘導、50φ、周波数補正