今回は50MHzタンク回路をπLに変更して特性の研究を行いました。
結果は、下記の通りですが良かったか悪かったかは、ご自分で判断して下さい、しかし何かの判断になったかと思います。

私の見解
  もし此がHFのマルチBandで有れば苦労の割には余り報われないような感じです、スプリアスの向上は-10dB以下です
此がインターフェア^にどれだけ貢献するかは各自の判断に任せるにしても、タンク回路の複雑化は大変な物になります
外部にフィルターを使用した方が宜しく思いますが、シングルBandで有れば検討の余地があります。

 特徴としては、LoadVcが容量が少なくてすむが耐圧が少し大きめ物を使用するが今回は1.5KV耐圧で問題がありません
πLコイルのインダクタンスを余り増やすとLoadの調整がシビアになり使いにくいので、目安としてタンクコイルの1/3以下の
インダクタンスで設計するとFBです、これ以上増やしてもスプリアスのの減衰には貢献しないようですし大型になりそうです。

 能率の低下は、殆ど見られず連続テストでもLoadVcの発熱が少なくFBな結果になりました、此はLoadに対してインピー
ダンス変換が少なくストレスの減少した物と思われます、普通π型では1kwのPowerでも連続テストでもかなり発熱します、
この周波数では3kw位のPower1分でVcのローターアース部分が焼けてしまう事が良くありますがπLにする事でかなり
解消しそうです、此は私だけかもしれませんが新しい発見です!!。

 Test DataはOut1kw時のものです 参考まで Ip600mA Ep2600V Ig220mA  能率60%以上でした
このAmperexの球は何度か使用しましたがEimacと比べて能率が確実に良いと思います但し、ドライブ電力は
同じですが、

 画像の写りが非常に悪く見にくいと思いますが勘弁して下さい。

今回Testに使用したTL-922.50MHz改造機
以前の物と多少タンク回路が変更されている
真空管はAmpを使用
ここにπLコイルを追加しました
コイル無し
2f -55dB .3f  -50dB  .4f -55dB
πLコイル20φ.3T
上記と余り変わらないが、気持ちだけ良くなった
πLコイル20φ.5T
2f -60dB  3f -62dB  4f -60dB 確実によい
πLコイル20φ.7T
写りが悪くてすみません上記より少し良い